「明日、山に登らない?」

ヨセミテ1日目の夜、そんな案が出た。

ただでさえ、海外で、熊がたくさんいる土地で、今度は山登り。。。

しかも、おだやかな山じゃない。
2200mの絶壁である。ほとんど崖のような山。

だけど、提案されたチャンスは臨むと決めている私は、じゃあ登ろうか!と決めて、眠りについた。

朝、目が覚めると最高な晴天。
朝から火を焚いて、森の中、サンドウィッチとスープを食べる。

周りには、パンを欲しがるリスがちょこまかと動いている。

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なんていい朝。
絶好のチャレンジ日和!

未知の土地での、山登りがはじまった。

山のふもとに自転車をとめて、私たちは歩きだした。

最初のうちは絶景に驚きながら道行く人と挨拶をして軽やかに登る。でも、すぐに今回のチャレンジが思っていたより大変なことを知る。

日陰がない。
乾燥していて、水が足りない。
富士山に登ったことのある一人が、富士山よりも全然きついと言う。

何度もあきらめたくなる。山から降りていく、すれ違う人が、「すごくきついから、途中のビュースポットまでいったら引き返したほうがいいよ」と言う。

そんな中、楽しみにしていた滝が乾季で、もう流れていないことを知った。(これは、情報不足すぎた。笑)

楽しみがなくなり、無言で登る中、一緒に登る友人が諦める気はないと言った。
最後まで登ろうと。

無言でうなずきながら一歩一歩のぼった。

疲れきっていても、途中で見える景色は素晴らしい。途中で引き返すひとを横目に見ながら最後まで諦めずに一緒に挑戦できる友人たちはすごく居心地がいいし、尊敬する。

熊やおおかみが怖いから、ずっと鈴を鳴らしているんだけど、いつもは東京で感じることがない自然を感じて、そわそわ、わくわくする。

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そして、たどり着いた。

てっぺん!!

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思い返すと、登りはじめる時は、山ってすごく高く見える。途中で辞めたくなるし辞めた方がいいよと言われる。

でも、実は登ろうと決めて、最初の一歩目を踏み出せるかどうか。諦めるという選択肢を捨てられるかどうか。そんなもんだったりする

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今回の山登りで、今目指している目標もきっとそんなに高くないことを知った。

ヨセミテと山に感謝。

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↑共にのぼっただいすきな4人♡
これ登ったぞー!のポーズ。